シンガポール金融管理庁(MAS、中央銀行に相当)は14日、一段の金融引き締めを発表した。物価上昇圧力が続いていることが背景にある。シンガポールドル(Sドル)の名目実効為替レート(NEER)の政策バンドの傾きをわずかに引き上げるとともに、政策バンドの中央値も併せて引き上げる。今年1月に続く金融引き締めで、シンガポールドル相場をさらに高めに誘導する。