次期電力計画、小規模原子力の開発研究明記
経済
ベトナム政府が近くまとめる電力開発の新たな指針、第8次国家電力開発基本計画(PDP8)に、小規模原子力発電の開発を進める文言が盛り込まれる方向になった。ベトナム国営通信(VNA)によると、原子力発電については、エネルギー政策を所管する商工省の提案に基づき「2031年以降に小規模発電所の開発研究を検討する」と記載される見通し。 ベトナム国会は16年に複数の原発計画を白紙撤回した経緯がある。ファム・ミン・チン首相が昨年秋に50年時点の「カーボンニュートラル(炭素中立)」達成を国際公約したことを受けて、方針転換したとみられる。