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国際線での出国にワクチン不要=大使館

社会

在インドネシア日本大使館は6日、インドネシア国内滞在中の外国人が首都ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ国際空港などから直接国外へ移動する場合、ワクチン接種証明書の提示は求められないことを確認したと明らかにした。 日本大使館が新型コロナ緊急対策本部(タスクフォース)、外務省、運輸省などの関係当局に確認したところ、国内に滞在中の外国人が国内移動を伴わずに国外に移動する場合は、ワクチン接種証明書の提示は不要との回答が得られたという。 タスクフォースは4日、インドネシア国内に滞在中の外国人が国内または海外へ移動する場合、ワクチン接種を受けなければならないと発表。6日から適用するとしていた。これに対し大使館は、日本へ一時帰国をしてワクチンを接種しようとする人がインドネシアから出国できなくなるなどとして、見直しを働きかける考えを示していた。 大使館関係者は、6日朝に出発したジャカルタ発日本行きの便のチェックインカウンターでは、ワクチン接種についての要求がなかったことを確認。その後、問題になったという連絡はないことも確認していると明らかにした。 ただし政府規定では、外国人がインドネシアに入国する場合や、インドネシア国内滞在中の外国人が、国内移動を経て国外に移動する場合には、引き続きワクチン接種証明書が必要であるとされている。 このため大使館は、インドネシア側に対して引き続き見直しを求めて働きかけを行っている。