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全土で完全封鎖、来月1~14日まで

経済

マレーシアのムヒディン首相は28日、新型コロナウイルス感染症対策として来月1日から14日まで全土で経済や社会活動などを停止するロックダウン(都市封鎖)の第1段階を実施すると発表した。人流を抑制し、医療崩壊を防ぐ狙い。 封鎖措置中は、国家安全保障会議(NSC)が許可した必要不可欠な経済・サービス分野を除き、全ての経済・社会活動を禁止する。14日後に事態の改善が見られれば、第2段階として一部の経済活動を再開する。第2段階の期間は4週間を予定している。状況を見て、現在の厳格な活動制限(MCO3.0)に戻す。 マレーシアでは、今月中旬にあったイスラム教徒の祭典ハリラヤ・プアサ(断食明け大祭)に起因する新規感染者が急増しており、28日には1日当たりで過去最高となる8,290人を記録していた。