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HCM市で4カ月ぶり市中感染、疾病センター

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ベトナム・ホーチミン市の疾病管理センター(HCDC)は11月30日、ホーチミン市で新型コロナウイルスの市中感染が報告されたと発表した。ベトナムでは、前日まで88日間(ホーチミン市では120日間)にわたって市中感染が出ていなかった。 ベトナム保健省は、11月30日午後6時時点の新型コロナウイルスの感染者は累計1,346人で前日から3人増えたと発表していた。その後、HCDCは午後7時ごろ、市内で1,347人目の感染者が報告され、市中感染と発表した。 1,347人目の感染者は、同市6区の在住者の男性。1,342人目の感染者とされるベトナム航空の客室乗務員と、自宅隔離中に接触があった。この客室乗務員は日本からの帰国後、15日と18日にPCR検査を受け、陰性となった後、自宅で隔離措置を受けていた。28日の検査で陽性だったという。 1,347人目の男性は、タンビン区で英語教師をしており、38人と濃厚接触し、154人と接触があったとされる。このうち、73人は検査などを実施したという。 ■1週間で1600人以上のベトナム人が帰国 外務省によると、11月23~29日の1週間で、日本や中国、ブルネイ、オーストラリアなどから計1,638人のベトナム人が帰国した。政府公式サイトが伝えた。 帰国者は全員、到着後すぐに隔離措置を受けている。11月30日午前時点で、ベトナム政府は帰国便210便を運航、計5万9,350人のベトナム人が帰国した。