2018年4月の第1位は「イオン、アセアンに8百億円」でした。アジア各地での所得水準向上や都市化を受け、日本の流通企業や飲食店チェーンの「アジアシフト」が加速している。イオンは2018年度に東南アジア諸国連合(ASEAN)域内に832億円を投資する計画だ。そのほか台湾では、コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングスが1号店を、外食チェーンを手掛けるトリドールホールディングスが主力の讃岐うどん専門店「丸亀製麺」のシンガポール1号店をグランドオープンした。
記事一覧
- 第1位 【ベトナム】イオン、アセアンに8百億円 モールなどに投資=18年度計画
- 第2位 【インド】日本ブランド首位はメイソウ ジェトロ調査、イメージが先行か
- 第3位 【中国】自動車の外資出資制限を緩和 習主席が明言、関税引き下げも
- 第4位 【タイ】TPP参加で産業集積加速も 自動車中心、周辺国とは相互利益
- 第5位 【フィリピン】財閥7社、17年は全社が増収 活況の消費取り込みに事業拡大
- 第6位 【パキスタン】治安回復、2億人市場に商機 第1回 イメージ覆す旺盛な消費
- 第7位 【マレーシア】〔総選挙〕必勝期す与党、景気回復受け 激闘!マレーシア18年総選挙(上)
- 第8位 【ミャンマー】フジタなどの複合開発準備進む 近く建設認可、本格着工へ
- 第9位 【台湾】コメダ、台湾100店展開も視野 正式開業の1号店、来客1日400人
- 第10位 【シンガポール】丸亀製麺が1号店を正式開業 中東や欧州進出の足掛かりに
イオンは2019年2月期(18年度)に、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内に832億円を投資する。グループの営業利益比率でアジアが占める割合を16年比の約4倍となる23%に引き上げる目標に向け、ASEANで大規模投資を行う。カンボジア、ベトナム、インドネシアでのショッピングモール「イオンモール」建設などに充てる。…
日本貿易振興機構(ジェトロ)ジャカルタ事務所が先ごろ実施したアンケート調査で、インドネシア人が日本ブランドとして購入した中に中国や韓国のブランドがかなり含まれていることが明らかになった。…
中国の習近平国家主席は10日、自動車産業への外資による出資制限を緩和する方針を表明した。外資がマジョリティーを握るメーカーの設立が可能になると期待される。市場開放を加速することで米国との貿易摩擦を緩和する思惑もあるとみられ、…
米国抜きの環太平洋連携協定(CPTPP、TPP11)に年内にも参加を表明する意向を示したタイ政府。専門家はタイがTPP11に参加した場合、タイが強みを持つ自動車を中心とした産業の集積が進み、輸出拡大につながるとみている。また、すでにTPP11に参加しているベトナムやマレーシアなどの周辺国とは、産業のすみ分けができれば…
フィリピン証券取引所(PSE)に上場する大手財閥企業の上位7社(時価総額ベース)は、2017年に全社が前年比で増収となった。各社は、経済成長で消費が伸びる中、商業施設の開発や自動車販売、電力インフラなどに積極的に投資。今後のさらなる需要取り込みに向け、事業拡大を進めている。…
「中国とは蜜月のパートナー」「テロが起こる危険な国」。国際ニュースをみるとそうした印象を受けるパキスタン。しかし、実際に現地を訪れるとイメージは大きく覆される。最大都市カラチの空港に降り立つと、米マクドナルドの巨大看板がお出迎え。1週間の滞在中に日本ブランド以外の乗用車が走っているのをみたのは2台だけ、という「日本車信仰」。治安が改善し、人々の表情も明るい。昨年の国勢調査で、人口2億人を超えたパキスタンの今を報告する。…
来月9日に投開票を迎えるマレーシアの第14回総選挙。連邦議会下院と、サラワク州を除く国内12州の州議会議員選が一斉に実施される。2015年に浮上した政府系投資会社に絡む資金流出疑惑では、致命傷を負ったかに見えたナジブ首相。さらに16年には、首相就任以来「師弟」関係にあるとされていたマハティール元首相が野党新党を立ち上げ、「反ナジブ」ののろしを上げた。国民の不満や疑念を招きながらも、連邦与党連合・国民戦線(BN)は、経済成長を旗印に政権維持を目指す。…
大和ハウスグループの総合建設会社フジタと東京建物などがミャンマー最大都市ヤンゴン中心部で手掛ける大規模複合施設の開発事業が、近く本格着工する。ヤンゴン市開発委員会(YCDC)の建設認可が、月内にも下りる見通しとなった。現在は環境影響調査(EIA)がほぼ終了し、社会的影響調査(SIA)を進めている。…
コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングス(名古屋市)の臼井興胤社長は17日、台北市中山区に直営で設けた台湾1号店のグランドオープンのセレモニーに出席し、「引き続き直営店を2~3店オープンする。将来は台湾で100店展開を目指す」との意気込みを示した。まずは出店地域の人々がくつろげる空間を売りに台湾での知名度を高め、運営モデルができあがったらフランチャイズ(FC)での展開を視野に入れるという。…
外食チェーンを手掛けるトリドールホールディングスは18日、主力の讃岐うどん専門店「丸亀製麺」のシンガポール1号店をグランドオープンした。立地は地元客や海外からの商用客、観光客でにぎわう中心部の繁華街オーチャードの商業施設内で、東南アジア諸国連合(ASEAN)はもとより世界に向けて丸亀製麺の魅力を発信、中東や欧州などへの進出の足掛かりとしていく。…