コラム:テイクオフ


インド最南端の町カニャクマリは、ケララ州トリバンドラムが最寄りの空港だ。そこから鉄道で1時間半、バスで30分揺られればたどり着けるはずだったが、途中でバスが渋滞にはまる。原因は、モディ首相の来訪による通行止めだった。

だから駅からの道すがらずっと、一定間隔でインド人民党(BJP)の旗が立っていたのか。選挙前の演説がインドの隅々まで及ぶことを知る。

支持率が気になってホテルの従業員に聞くと、「俺らはクリスチャンだぞ。支持するわけないだろ」と鼻で笑われた。カニャクマリのあるタミルナド州の与党は、地域政党の全インド・アンナドラビダ進歩党だそうだ。

それでも来訪に合わせて数キロにわたって旗が立つのだから、一定の支持があるに違いない。しかし、そのために駆り出された貴重な労力、せっせと旗を立てるよりも有意義な使い道があるのでは。(天)


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