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2022/06/08(水)


2022年5月のアジア記事ベスト10


2022年5月の第1位は、【フィリピン】「マルコス氏、大差で勝利 大統領選、経済立て直しへ」でした。


記事一覧


第1位 【フィリピン】マルコス氏、大差で勝利 大統領選、経済立て直しへ

フィリピンで9日に投開票された大統領選は、10日に開票の暫定集計がほぼ終わり、フェルディナンド・マルコス元上院議員(64)が3,103万票を獲得して勝利した。2位以下に2倍以上の得票差を付ける歴史的な展開となった。政策の詳細はまだ不透明ではあるものの、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた経済の立て直しに注力する意向を示している。

第2位 【タイ】東南ア、入国制限の緩和続く ワクチン接種で手続き大幅に減少

東南アジア各国が、相次いで入国制限の緩和を打ち出している。4月下旬から5月にかけてタイやマレーシア、ベトナムが入国時のPCR検査や隔離、医療申請を廃止。これらの国に加え、シンガポールなどでもワクチンの接種を完了していれば1~2種類の書類をそろえるだけで入国が可能となっており、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の状況に近づきつつある。

第3位 【中国】封鎖2カ月、綱渡りの操業再開 日本企業の上海拠点は寝泊まりも

上海市で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が始まってから2カ月がたった。市内工場を一時停止していた日系企業は順次、操業を再開させている。市は6月から企業の生産活動を全面的に回復させる方針を示し、経済の正常化にかじを切った。ただ、従業員を工場に寝泊まりさせて生産を確保しているのが現状で、物流の停滞も全面稼働の足かせになる。不確定要素が多い中で当面は企業の模索が続きそうだ。

第4位 【インドネシア】1~3月GDP成長率5.01% コロナ禍を抜け、成長基調入り

インドネシア中央統計局は9日、第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)成長率が、物価変動を除いた実質(基準年=2010年)で前年同期比5.01%だったと発表した。21年第4四半期(10~12月)の5.02%からわずかに減速したものの、新型コロナウイルス禍前の5%水準を維持。マルゴ長官は「新型コロナ禍からすでに経済は回復し、成長基調に入っている」と述べた。

第5位 【ミャンマー】日本往来便の選択肢広がる 運賃手頃に、アジア各都市経由で

全日空(ANA)は、日本とミャンマーをアジアの他都市経由でつなぐ航空便を拡充する。同国で先ごろ国際旅客便の発着が認められたためで、6月1日からタイ経由の商用便の運航を再開。アジア各国での入国規制の緩和を受け、より手頃な運賃でマレーシアやシンガポールを経由する路線も増えている。技能実習生などのミャンマーから日本への派遣が始まる見通しで、相互の往来が活発になりそうだ。

第6位 【ベトナム】イオン、モール展開を加速 中部は24年度、南北で用地確保へ

イオンモールベトナムは、商業モールの全国展開を加速する。現在6カ所ある商業モールを2025年度までに16カ所とするのが目標だ。空白地だった中部のフエ(トゥアティエンフエ省)では24年度の開業を目指し最終的な認可手続きを開始した。首都ハノイや南部ホーチミン市周辺でも新たな用地確保を急ぐ。既存モールの活性化や新モールの開発を通じて回復する消費の取り込みを急ぐ。

第7位 【香港】マツキヨ香港1号店が開業 3年越しの進出、5年で30店舗へ

ドラッグストアチェーン大手「マツモトキヨシ」を展開するマツキヨココカラ&カンパニーは11日、香港の九龍地区・観塘で香港1号店をオープンした。2019年の進出発表から、新型コロナウイルス禍の混乱を経て3年越しで開業に至った。香港初上陸の化粧品やサプリメントをはじめとする品ぞろえ、地場競合とは異なる店舗設計で差別化を図り、香港の消費者を取り込む。香港法人、松本清香港の林保範董事長は「5年で30店を出店する」と意気込んだ。

第8位 【オーストラリア】豪労働党、9年ぶりに政権奪回 76議席で単独政権か

オーストラリア連邦議会総選挙の投開票が21日行われ、最大野党労働党は、下院議会(定数151、過半数76)で22日午後6時時点(開票率69.9%)に72議席を確保し、約9年ぶりに政権を奪回した。同党のアルバニージ党首は、非英国系移民の子孫としては同国で初の首相になる。選挙前、過半数を持つ政党がない「ハング・パーラメント(宙づり議会)」になるとの見方も出ていたが、全国紙オーストラリアンは労働党が最終的に76議席を得て単独政権になると予想している。モリソン首相は敗北宣言し、自由党党首も辞任することを明らかにした。

第9位 【台湾】週末の感染者、計12.7万人 職場で感染確認、自主対応を要求

台湾衛生福利部(衛生省)中央流行疫情指揮中心は週末の6~8日、新型コロナウイルスの新たな域内感染者を計約12万7,000人確認した。前週末(4月29日~5月1日)の約2.9倍。1日当たりの感染者は7日に過去最多の4万6,377人に上った。感染者の急増に歯止めがかからない中、指揮中心は8日から濃厚接触者の対象を同居人のみとし、職場で感染者が確認された場合は接触者の感染リスクに応じて自主的に対応するよう求めた。

第10位 【シンガポール】海外初の3ブランド同時出店 大創産業、幅広い顧客層に訴求へ

100円均一ショップ「ダイソー」を運営する大創産業(広島県東広島市)は25日、シンガポール西部の商業施設で3ブランドを同時オープンする。100円ショップの「ダイソー」、デザイン性や品質の高い商品を扱う「スリーピー」「スタンダードプロダクツ・バイ・ダイソー」で、グローバル旗艦店となる。3ブランドの同時出店は海外で初めて。幅広い顧客層の取り込みを狙う。

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