安倍辞任は「醜い別れ」、有力中国語紙

シンガポールの有力中国語紙は、安倍首相辞任を13日付の第1面で大きく伝えるとともに、別に1ページを使ってさまざまな角度から報じた。筆頭記事は「麻生幹事長が首相後継か」。麻生氏はじめ5人の後継候補者の写真、略歴を掲載した。

東京駐在記者のリポートは「醜い別れ」。政権末期と辞職のありさまが、著書の「美しい国へ」とはうらはらだったと解説。安倍夫人の「(首相は)参院選での敗北以後、精神的に不安定で食事もろくにのどを通らなかった」という発言も紹介した。

また共同電を引用して、首相の地元・下関からは「民衆の反応さまざま」。同じく防衛省、自衛隊関係者からの「敵前逃亡だ」という声も伝えている。

シンガポール出身の龍谷大学教授・卓南生(トウ・ナムセン)氏(65)の「辞任は意外ではないが、この時期だったのは驚き」との論評も掲載。自民党内外からの支持が少ない状況下で、安倍氏は心身共に疲れ果てたのだろうとの見方を伝えた。

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