2002年 6月 5日(水)

【噂のゴシップ】[社会]


お巡りさんだって人間だ

舞台は東ジャワ州のクディリという町の警察署。主人公は男性警官M(35)と婦人警官W(33)。同じ署内に勤務する同僚同士の2人はそれぞれに家族もちだから、その間柄は「不倫の関係」だ。

最初は周囲に警戒を怠ることなく慎重に行動した2人だったが時と共に行動は大胆に。うわさは署内の公然の秘密となり、中堅幹部同士の不倫は上司の知るところとなった。Mの職場は捜査のプロぞろいの公安課。同僚の姦通罪事件に内定は順調に進み、2人の周辺は事細かに洗い出されていった。密会場所のホテル関係者からの証言も得られて捜査は「がさ入れ」直前にまでに迫った。

そんな事情に気づくこともないのが恋のつらさ。いつものようにホテルの一室で愛を交わす三十路(みそじ)のカップルにいよいよ決定的な瞬間が訪れた。捜査陣が踏み込んだ時、2人は全くの無防備状態だったという。

この不祥事に署長は激怒。2人は制服を脱ぎ、ひっそりと罪をつぐなっているとか。(ポスコタ)

妊娠してないのに

西ジャワ州スメダン県のヤヤさんが体験した“びっくり仰天”のお話。

村役場につとめる公務員を夫にもつごく平凡な主婦・ヤヤさんは数日間ちょっとおなかが重い感じ。使っている避妊薬が体に合わないのだろうか。何ヶ月間か生理もなかったのでご近所のお産婆さんに診てもらおうと家を出た。お産でお世話になって気心も知れたお産婆さんなら“「だるさ”の原因が分かるかもしれない。それで楽になれたらめっけもの」そんな軽い気持で外に出たことが後々村を揺るがす一大事になろうとは。

お産婆さんは自宅からほんの数百メートルのところ。いつもなら歩いて行ける距離だが、その日はどうも体の具合がしっくりしない。そこで村のタクシー、ベチャ(人力車)に乗った。そして異変は始まった。下腹部に痛みが走り、両足には鮮血が流れ始めた。3人の子持ちのヤヤさん、この兆候が何か理解するのに時間はかからなかった。

陣痛は回数を増し、その痛みは次第に大きくなっていく。乗客のただならぬ光景に肝を抜かされたのはベチャ引き。大声を上げて近くにいる人に助けを求めた。それに応じてはせ参じたご近所さんがベチャを取り囲み、少しでも早くお産婆さんの元につけるよう必至のランニング。目標まであと数十メートルへと迫った時、高らかな産声が響いた。妊娠の気配もないのにいきなりの出産。かくしてドラマはハッピーエンドに終わった。

ところで避妊をしていたはずのヤヤさんがなぜ妊娠・出産に至ったのか。3人目の出産後、避妊のための注射を受けたが体に抵抗を感じたヤヤさん。その後、経口避妊薬に切り替えたそうだが、その端境期(はざかいき)に何かが起きたようだ。
(ピキランラクヤット)

村長、就任式の借り衣装

西ジャワ州チアミス県チバダク村のハイスニ村長はこのほど、村長就任式に晴れ姿で臨んだ。しかし、この晴れ姿、すべて借り物だったということで村民から笑いものになっている。

就任式に参加したサスミタ県知事は、白い上着にズボンの姿をみてサイズがあっていないことから、「借り物か?」と冗談交じりに言ったところ、ハイスニ村長はそれをしぶしぶ認めたという。新村長は服を近くのシダラハユ村の村長から、またズボンと帽子を義理の両親からそれぞれ借りた。式典には約200人が列席。晴れ姿の衣装がすべて借り物であることを知っているのは、借りた相手と同県知事だけ。隠し続けようと思ったが、いつの間にか村中に広まってしまった。

しかし、ハイスニ新村長がなぜ衣装をすべて借り物にしたかは不明。次期村長には立候補しないのを見越してたった一回の就任式で着るために衣装を買うのをけちったのか、それとも単にカネがなかったのか、だれもその理由は知らない。(コンパス)

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