2002年10月 9日(水)

【噂のゴシップ】[社会]


凧で停電、手術患者が絶命の危機

インドネシアは停電の多い国。病院に入院するときは、自家発電機の機能を確認しておいた方が無難なようだ。東ジャワ州の北海岸のシトゥボンド県にあるアングレック通りとその周辺が先月、突然の停電に見舞われた。停電の理由は凧が電線にかかったためという単純なもの。停電で欠かさず見る連続ドラマを見逃したりということはあり得ることだが、今回の予期せぬ停電はもう少しで人命をも奪うところだった。というのもシトゥボンド県のある病院では停電が起こった時、手術の真っ最中だったからだ。

病院にはふつう自家発電機を備えているが、当の自家発電機は1年も前に故障したままで、買い替える予算がなかったらしい。突然まっ暗になった病室では手術を行える状況ではないものの、今さら引き下がることもできない。苦肉の果てに病院スタッフが探し出してきたものは懐中電灯。懐中電灯で照らしながら手術を続行したが、幸運にも15分で停電が終わったため手術は無事に終了したそうだ。(ジャワ・ポス)

トイレと引き換えにバイクを紛失

首都郊外のチェンカレンに住むスギアルト(19)さんにとって先月18日は人生最悪の日となった。その日、西ジャカルタのクパ・ドゥリ地区でバイクを走らせていた最中にトイレに行きたくなったスギアルトさんはもう我慢の限界とバイクを道端に停め、3メートルほど離れた木陰で用を足していた。その最中、バイクに2人乗りした2人組の男が通りがかった。持ち主の姿が見当たらないバイクが道端に停められているのを見つけた彼らは、即座に停車。後部に乗っていた男がスギアルトさんのバイクに飛び乗り、逃げ去ったという。

当のスギアルトさんはまだ用が済んでおらず、突然の事態に立ち往生するばかり。警察も犯人の行方を捜査中だが今のところ見つかっていない。1,100万ルピアもするバイクを盗まれるぐらいだったら、服を汚してでも阻止すればいいのにとも思うが、理性が働いてしまう人間の悲しい性(さが)だろうか。(コンパス)

人間が山羊にレイプ

人間が雌の山羊をレイプし、虐殺した――耳を疑うような事件だが西ジャワ州チレボン県北部の村で実際に起きた話。男やもめのチャアク(35)は今年8月31日の夜11時ごろ1人で村をぶらついていた。近所の山羊小屋を通りかかった時、突然異様な欲求に取りつかれ、偶然そこにいた山羊を見たチャアクは、理性も失い、雌の山羊2頭に次々と暴行。その後我を取り戻したチャアクは、もし山羊が妊娠して自分とそっくりの山羊人間が生まれでもしたら――との恐怖の念におののき、山羊を虐殺した。

村人によると、チャアクは以前にも5頭の山羊を殺したことがあるという。その時は町内会の寄り合いで解決したが、度重なる犯行に町内会の力だけでは解決できないと判断し、警察に任せることにした。チャアクは今、同県地方裁判所で器物破損と虐待の罪に問われて裁判中だ。(コンパス)

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