2002年 8月14日(水)

【噂のゴシップ】[社会]


見果てぬ夢

東ジャワ州パメカサンに住むアグス(29)が子供のころ描いていた夢は軍人になること。しかし、夢は現実しなかった。家庭の事情で小学校5年で学校へ行くことができなくなったアグスに当時、最低でも中学校卒の学歴を求めていた国軍は無縁の存在となってしまった。

しかし、軍服へのあこがれはやむことがなかった。国軍御用達のミリタリーショップに飾ってある少将の階位をつけた軍服は、そんなアグスのあこがれの的。自分のものにしてみたいという衝動から、オートバイを失敬し70万ルピアをゲット。首尾よくあこがれの制服を手に入れることに成功した。

そして家で軍服を身に着けるだけでは満足できなくなってしまったアグス、ジャカルタ遠征という冒険に出た。

その帰路、アグスが乗った夜行列車の同じ車両に乗り合わせていたのは、なんと完全装備をした陸軍大学の一行だった。陸軍の幹部候補生たちに囲まれた「アグス少将」は武勇伝を披露し始めた。「スマトラ島勤務時代には何度も実戦を経験した」というくだりになって学生は身を乗り出してきた。学生からは「どこの村での作戦か」と鋭い質問を浴びせてきたが「経験した実戦が多過ぎて覚えていない」とひるまず切り返すにせ少将。話は数時間に及んだという。

やがて学生たちが眠りに落ちたあと、アグスは最後の大作戦に打って出た。学生の背のうとM16小銃を失敬し、スラバヤ駅で下車したアグス。市内のホテルで小休止を決めた。ベッドの上には背のうから取り出した実弾を並べご満悦のアグスだったが、数時間後、部屋にやってきたのは憲兵部隊だった。(ドゥティックコム)

私は誰?

マルランさん(40)は東ジャワ州カリペペ村の住人。結婚後、しゅうととの折り合いがうまくいかなかった。

ある日、自宅でしゅうとと口論となったマルランさん。頭を殴られて気絶してしまった。一命を取り留めたマルランさんだったが後遺症が残った。それは記憶喪失。

マルランさんの記憶が戻らぬことをいいことに、しゅうとはだんまりを決めた。私は誰? どうしてここにいるの? 疑問のなぞに解決の糸口もなく入院生活を余儀なくされたマルランさん。やがて、7カ月がたった。

しかし突然、マルランさんは記憶を回復し、なぞのすべてが解けた。発生から7カ月を経て、明らかになった殺人未遂事件の解決は早かった。(ドゥティックコム)

趣味が高じて

趣味の中には何とも人騒がせな趣味もある。東ジャワ州スラバヤの中学生アデリア(14)さん。高いところに上って読書をするのがその趣味だ。それも自宅の屋根上などでは満足できない。ターゲットは地上100メートルの鉄塔の上というつわものぶりに、家族は「お願いだからいい子になって」と困惑を隠せない。

しかもお気に入りの鉄塔がご近所の警察本部の鉄塔というだけに話は深刻だ。アデリアさん、すでに数回のトライをすべて成功させている。

そのたびに警察は、「敷地内で事故が起こっては大変」と救出作戦を展開。「降りなさい」の説得に耳を貸さず読書に熱中しているアデリアさんのためにレスキュー部隊を投入する。そして最後は、無理やり引きずり降ろされてむずかるアデリアさんにアイスクリームをごちそうするはめに。人はこれを「アデリア流アイスクリーム獲得術」と呼んでいるとか。(ドゥティックコム)

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