2002年 4月17日(水)

【噂のゴシップ】[社会]


口は災いの元?

当地で就労するオーストラリア人実業家リッキーさんが暴言を吐いたとして、警察に訴えられる騒ぎが起きた。

訴えたのは、インドネシア人実業家スプリヨノさん。二人は商売上、いわばライバルといった間柄だが、これまでは特にいさかいを起こすこともなかった。

ところがある日、スプリヨノさんの姿を遠くに見かけたリッキーさんがあいさつしたことがきっかけで、いさかいに発展する。あいさつの言葉というのが、非常に汚いスラングといわれる「fuckyou」。逆上したスプリヨノさんは警察に通報、リッキーさんは後日の裁判で懲役10日間を言い渡される。

実はリッキーさんは公判で、「How are you」と言ったと主張。どう間違えて「fuck you」と聞こえてしまったのか、いまとなっては知る由もない。(週刊誌テンポ)

刑務所でHIV感染

ジャカルタにある3つの刑務所すべてに、HIVの感染者がみられるという。ジャカルタ特別州保険局によると、サレンバ刑務所の受刑者200人の血液検査を実施したところ、うち22%がHIV感染者だった。チピナン、ポンドックバンブ両刑務所でも似たような状況とみられている。

受刑者にHIV感染者が多いのは、麻薬患者や同性愛者が多いため。感染者の50%が、麻薬の注射針を使い回していたという調査結果が出ている。

ジャカルタの刑務所だけでなく、首都郊外のタンゲランや東ジャワ州の刑務所にもHIV感染者はいるというが、その数はジャカルタに比べて少ない。(メディア・インドネシア)

自殺志願の少女めでたく救出

「それ以上近づいたら、わたし飛び降りるから!」

ジャカルタ警察の敷地内で、少女が自殺を図ろうと通信塔に登るという騒ぎが起きた。警備員が異変に気づいたのは、少女が塔の半分ほど登ったころ。下から叫んでも、少女は一向に気にせず、とうとう100メートルの頂上まで登り詰めた。

少女に近づこうとはしご車を呼んだが、2時間後にようやく到着。さらに、はしご車は高さ30メートルしか届かないことが判明。万が一少女が飛び降りた場合に備えて、マットレスを用意したが、あまりサイズは大きくない。

警察は少女の説得を試みようと、警官7人から成る緊急部隊を組んだ。選ばれた隊員はみな、独身の男前。普段は爆発物処理隊に属する者までが駆りだされた。中でも一番のハンサム隊員が塔のてっぺんに登り、「いい子だからね、お兄ちゃんが助けてあげるからね」と説得に乗りだした。

ところが少女はこれに応えるどころか、冒頭の言葉を吐き捨てる。仕方なく「そんなに死にたいのなら、お兄ちゃんが見ていてあげよう。3つ数えるからね」。美男子にこう言われて、少女はほほ笑み、ゆっくり手を差し伸べたという。めでたし、めでたし。(メディア・インドネシア)

鉄道の無賃乗車、罰金額は8億ルピア

鉄道に無賃乗車をしたとして支払われた罰金の総額が、昨年1年間で8億3,700万ルピアに上った。ジャカルタ発スラバヤ行きなどの長距離列車での無賃乗車が多い。

今年は第1四半期だけで、1,212人が総額2億2,459万ルピアの罰金を支払った。ただし、これはまだ氷山の一角。一説では、ジャカルタ~ボゴール間の乗客のうち無賃乗車は9%、ジャカルタ~ブカシは12%、ジャカルタ~タンゲランは35%、ジャカルタ~セルポン間では約半数の45%に上るとの見方もある。

無賃乗車の罰金は厳しい。電車が出発前に発覚した場合には正規料金の125%、出発後に発覚した場合には長距離列車なら2倍、首都圏の鉄道なら5倍の料金が科されるという。(コンパス)

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