NNAカンパサール

アジア経済を視る April, 2017, No.27

ASEANの成長市場 - 日系自動車メーカーの選択

ASEANの成長市場

日系自動車メーカーの選択

ベトナムとフィリピンの自動車市場が好調だ。2016年の自動車販売台数はいずれも2桁の増加となり、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場全体の伸び(3.1%)を大きく上回った。うちベトナムでは、国産車の販売が伸びをけん引した。ただ、同国では18年に、ASEAN域内の他国からの輸入完成車に課せられる関税が撤廃される。生産コストが安いタイやインドネシアから輸入を増やして需要の拡大に対応する選択肢もあるはずだが、外資系で最大手のトヨタ自動車はどうするのか。先行して関税を撤廃しているフィリピンではトヨタと三菱自動車が、国内生産を後押しする政府のプログラムに参加した。ASEANの成長市場は生産拠点としても成長できるのか。日系大手2社の動きを追った。

  • トヨタ・ベトナムの選択 - 車種絞り台数維持、市場拡大に備える

    車種絞り台数維持、市場拡大に備える

    トヨタ・ベトナムの選択

    ベトナム

    東南アジア諸国連合(ASEAN)域内での完成車の関税が完全に撤廃される2018年を前に、トヨタ・ベトナム(TMV)の動向に官民からの注目が集まっている。16年のベトナム自動車販売台数は30万台(ベトナム自動車工業会)を突破したものの、タイをはじめとした周辺国に比べて規模が小さく、裾野産業も思うように発展しない

  • ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション工場

    越の先例となるフィリピン

    三菱自の現地生産、今年は倍増へ

    フィリピン

    べトナムの先行指標とされるのがフィリピンだ。フィリピンはタイやインドネシアなどと共に、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内における輸入完成車(CBU)関税を2010年に撤廃している。ベトナムと同様、自動車の販売台数の成長は著しいが生産台数の規模は小さく、産業の集積もタイやインドネシアのようには進んでいない。

  • マレーシアゲーム業界の現状と展望について語ったMDECのハスヌル・ディレクター

    【取材ノート】

    多文化受け入れる土壌強みに
    マレーシアのゲーム業界

    マレーシア

    石油やパーム油、天然ゴムなど労働集約型の一次産品への依存から脱却するため、産業の高付加価値化を急ぐマレーシア政府が、昨今注力しているのがゲーム産業の育成だ。東南アジアのゲーム開発拠点としては、長らくシンガポールが先頭に立っていたが、コストの上昇で周辺国への移転が進んでいる。

  • このトピック、こう読みます

    このトピック、こう読みます

    タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、インド

    2022年には主要6カ国の新車販売規模が日本を上回るとも予測される東南アジア諸国連合(ASEAN)。NNAが日々伝える自動車関連のニュースを基に日本政策投資銀行、フロスト&サリバンの専門家が分析した。

  • NNA NEWS TOP10 1位~3位

    自動車編[1~3位]

    [1位]3年ぶりのプラス、315万台に 2016年ASEAN新車販売

    ASEAN

    NNAが東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国の新車販売台数(速報値)をまとめたところ、2016年は前年比3.2%増の315万1,787台と、3年ぶりのプラスとなったことが分かった。

  • NNA NEWS TOP10 4位~7位

    自動車編[4~7位]

    [4位]日産とタンチョン、ヤンゴンで現地生産開始

    ミャンマー

    日産自動車とマレーシア系のタンチョン・モーター(ミャンマー)は1月18日、ミャンマーで自動車生産を始めたと正式発表した。生産するのはセダン「サニー」で、当面はタンチョンが最大都市ヤンゴンに持つ既存施設で小規模な組み立てを行う。

  • NNA NEWS TOP10 8位~番外編

    自動車編[8位~番外編]

    [8位]北九州企業が初の電気バス 太陽光で排出ゼロ、北部で実証

    ミャンマー

    環境エネルギー関連設備の開発・製造を手掛けるソフトエナジーコントロールズ(北九州市)は、北部ハイフォン市でベトナム初となる電気自動車(EV)バス事業の実証走行を開始した。

  • 工業団地&インフラマップ 自動車編

    ASEAN一覧 工業団地&インフラMAP

    自動車編

    ASEAN

    東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足により、6億人を超える巨大な経済圏が動き出した。製造拠点と消費地を結ぶ幹線道路や物流施設などのネットワークも次々に整備され、その活用はすでに始まっている。域内の製造拠点である主要な工業団地や経済特区、交通インフラを一つの地図にまとめた。

  • 『世界でトヨタを売ってきた。』

    『世界でトヨタを売ってきた。』

    将来に向け成長気運の強い新興国ほど、夢を強く抱いている(本文より)

  • 『仕事も人間関係もうまくいく ANAの気づかい』

    『仕事も人間関係もうまくいく ANAの気づかい』

    仲間を気づかわない人は、お客様も気づかえない(本文より)

  • GLASIAOUSで「仕組み」構築を

    GLASIAOUSで「仕組み」構築を

    海外子会社の現地化を実現

    多くの企業が海外に進出する中、その拠点の現地化によるコストダウンは課題の一つだろう。現地化には組織づくり、優れた人材、業務プロセスや財務情報などの正確性、継続性などが求められるが、スムーズにいかないことも少なくない。

  • オークラ ガーデンホテル上海 和食堂「山里」

    【日本の技】

    オークラ ガーデンホテル上海 和食堂「山里」

    中国

    1962年の開業以来、レストラン・バーの運営を直営で行い、「食のオークラ」としての地位を築き上げてきたホテルオークラ東京。2000年の九州・沖縄サミットや10年のAPEC首脳晩餐会などでの料理とサービスを担当し、海外からの国賓や政府要人などを迎えてきた。

  • UnionPay International

    ビッグデータの活用で、ターゲティング送客

    変化する訪日外国人攻略の切り札「優計画」

    日本政府観光局(JNTO)によると、2016年の訪日外国人の数は前年比21.8%増の2,403万9,000人となり、過去最高を記録した。

  • 注目国基本マニュアル・フィリピン編

    【注目国基本マニュアル】

    フィリピン編

    フィリピン

    6年に一度の大統領選挙があった2016年のフィリピンは、政権交代という大きな変化がある中で好調な経済が続いた。国内総生産(GDP)成長率は6.8%に加速し、中国(6.7%)やベトナム(6.2%)を超える水準となった。

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