NNAカンパサール

アジア経済を視る May, 2018, No.40

  • カラチのドルメン・モール

    【意外な大国パキスタン(上)】

    治安回復、2億人市場に商機
    イメージ覆す旺盛な消費

    パキスタン

    「中国とは蜜月のパートナー」「テロが起こる危険な国」。国際ニュースをみるとそうした印象を受けるパキスタン。しかし、実際に現地を訪れるとイメージは大きく覆される。最大都市カラチの空港に降り立つと、米マクドナルドの巨大看板がお出迎え。1週間の滞在中に日本ブランド以外の乗用車が走っているのをみたのは2台だけ、という「日本車信仰」。治安が改善し、人々の表情も明るい。昨年の国勢調査で、人口2億人を超えたパキスタンの今を報告する。

  • コンピューターゲームの対戦をスポーツのように観戦するeスポーツが香港で普及しつつある。官民が市場開拓に力を入れている。

    【アジア取材ノート】

    香港でeスポーツが胎動
    官民が市場開拓に注力

    香港

    コンピューターゲームをスポーツとして捉えるエレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の市場が香港で立ち上がろうとしている。eスポーツの観戦者が世界的に急拡大する中、商機を見出す動きが香港企業の間で相次いでおり、香港政府も支援に乗り出した。

  • newsselection

    高まる懸念、見えない出口

    トランプ米大統領発
    “貿易戦争”の行方

    米国のトランプ大統領は、鉄鋼などに関税を課す輸入制限措置に踏み切り、主なターゲットとされる中国との間で激しい攻防戦を繰り広げている。勝者は誰なのか?それとも勝者なき“貿易戦争”となるのか。アジアの周辺諸国をも巻き込んだ米中貿易摩擦の行方を報じたNNA POWER ASIAの主要記事10本をセレクト。

  • アジアで内部リスク対策を

    アジアで内部リスク対策を、
    現地法人の「見える化」がカギ

    洪水、地震・津波、テロ─アジアでさまざまな“外的リスク”に直面してきた日本企業の現地法人。だが、「ストライキや横領、不正取得など頻発する内的リスク対策が重要になっている」と、日系大手保険会社のリスク専門家は指摘する。どんな内的リスクがあり、いかに対策を取っていったらいいのか。今年の2月に都内で開催されたビジネスセミナーで、現地の法律などに詳しい税理士、コンサルタントらはいずれも、大きな鍵を握っているのが現地法人の「見える化」だと訴えた。

  • 工業団地&インフラマップ 二輪車編

    ASEAN一覧 工業団地&インフラMAP

    新卒給与編

    ASEAN

    東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足により、6億人を超える巨大な経済圏が動き出した。製造拠点と消費地を結ぶ幹線道路や物流施設などのネットワークも次々に整備され、その活用はすでに始まっている。域内の製造拠点である主要な工業団地や経済特区、交通インフラを一つの地図にまとめた。

  • 『AMETORA-日本がアメリカンスタイルを救った物語』

    【アジアの本棚】

    『AMETORA-日本がアメリカンスタイルを救った物語』

    日本メンズファッションの壮大な歴史

    NNAは自動車、電機、機械など「カネヘン」のコンテンツが多いとよく言われるが、アパレル産業など「コロモヘン」も重要なのはいうまでもない。今回ご紹介するのは、日本のファッション業界の歴史を俯瞰的に学ぶのにぴったりな1冊。

  • 『奇人密碼-古羅布之謎』の一コマ

    【プロの眼】

    「布袋劇」映画の製作秘話と
    今後の展開について

    台湾

    前回に引き続き、台湾の伝統的な人形劇「布袋劇」(ホテイゲキ 中国語:ブーダイシ)の映画製作及び、布袋劇作品の新たなる展開についてレポートします。

  • ウダイプールのファテサガール湖から眺める夕日

    【アジアの穴場】

    ウダイプール

    マハラジャの豪奢な生活が垣間見られる湖の街

    インド

    ウダイプールは、デリーの南西約650キロメートルに位置し、ヒンズー教を信奉していたメーワール王国のウダイ・シン2世によって16世紀に築かれた。「レイクシティー(湖の街)」とも呼ばれる。川をせき止めて作ったピチョーラ湖とファテサガール湖に沿うように街が築かれ、湖にはかつての離宮が浮かぶように建っている。

  • 陳浩基

    【アジアインタビュー】

    ミステリー作家 陳浩基

    「『13・67』をきっかけに香港に興味をもってくれたらうれしい」

    香港

    香港警察の名コンビの活躍を描いたミステリー小説『13・67』(いちさん ろくなな)が、昨年秋の日本発売以降、異例のヒットとなっている。タイトルの数字が2013年と1967年を指している通り、物語は2013年の香港から始まる。主役のクワンは、香港警察時代、卓越した推理能力で名声を轟かせた元刑事。しかし末期がんに侵され、今は病院で昏睡状態にある。愛弟子のロー警部は、特殊な機器でクワンの脳波にアプローチし、とある殺人事件の真相に迫っていくのだが…。

  • トリシア・ゴシンチャン

    【アジアで会う】

    フォロワー数34万人、日本を伝えるフィリピンの人気ブロガー

    トリシア・ゴシンチャンさん

    フィリピン

    「よかったら、どうぞ」と手渡されたのは、「厚焼」の文字が印字されたピーナツせんべい。北海道と東北を旅行して帰国したばかりだという。日本政府観光局(JNTO)から提供された5日間の旅行について、訪日外国人向けアプリの話題を交えながらブログで紹介した。

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