NNA ASIA

RCEPの批准、瀬戸際

上院で審議停滞、閉会迫る

日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)など計15カ国が加盟する地域的な包括的経済連携(RCEP)協定を巡り、フィリピンが国内で批准できるかどうかの瀬戸際に立たされている。上院の議会閉会が5日に迫っているにもかかわらず、審議は停滞。主要経済団体が批准を急ぐよう要請する一方、農業団体からは反対の声が根強く、議員も賛否が分かれている。批准に悲観的な見方も一部で出始めた。