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大統領「接種拒否なら逮捕」

感染収束遠く、国民に怒りあらわ

フィリピンのドゥテルテ大統領は21日夜、新型コロナウイルスのワクチン接種について「国民は打つか、逮捕されるか選ばなければならない」と述べ、拒否する国民を逮捕する考えを示した。感染対策が長引いているにもかかわらず累計感染者は東南アジアで2番目に多く、指示に従わない国民に怒りをあらわにした。ただ逮捕には法整備が必要で人権侵害の懸念があるほか、非常事態の中で大統領の独裁色が強まっているとの批判も出ている。