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南北通勤鉄道の円借款、準備調査を今月開始

日本政府は今月、中ルソン地方パンパンガ州クラーク―ブラカン州マロロス、マロロス―マニラ市トゥトゥバン、トゥトゥバン―ラグナ州ロスバニョスの南北通勤鉄道(3区間で約180キロメートル)の一体的な整備への円借款供与に向け、準備調査を開始する。今月12~15日に予定される安倍晋三首相のフィリピン訪問で、円借款契約が結ばれる見通しのマニラ首都圏の地下鉄事業、円借款が決定済みのマロロス―トゥトゥバン区間(約38キロ)を合わせ、首都圏とその近郊の鉄道整備の大型4案件に日本の政府開発援助(ODA)が充てられることになりそうだ。