第21回 買収される前のランバクシー・ラボラトリーズをめぐる闇とは何だったのか。 同社の米当局に対する詐欺行為や旧経営陣がとった行動の詳細、タクール氏の告…

第20回 「栄誉ある『今年の内部告発者』はディネシュ・タクール氏に贈る」。インド紙ヒンドゥーによると、米首都ワシントンに拠点を置き、政府に対する詐欺行為を…

第19回 合併・買収（Ｍ＆Ａ）という結婚が成立すれば、離婚もまた起こる。 ＮＥＣは2005年10月、インドのＩＴサービス大手とソフトウエア開発の合弁会社を設立し…

第18回 インド人コンサルタント、パンドランギ・シャンカル氏（46）は日本でのビジネス経験が長く、外資系コンサルティング会社にも勤めた経歴を持つ。クロスカ…

第17回 「チャットニー（chutney）とは何か、ご存じですか」。インドのデジタル広告市場で５年連続シェア首位を誇るウェブチャットニー・スタジオの共同創業者、…

第16回 電通は昨年から今年にかけて、インドの有力な広告会社２社を相次ぎ買収した。いずれも株式の過半数を取得して経営権を握ったが、経営は今も創業者らの手に…

第15回 ＮＴＴコミュニケーションズは、12年に買収したインドのデータセンター（ＤＣ）運営３位ネットマジック・ソリューションズのふたを開けて驚いた。インド現…

第14回 文具最大手コクヨＳ＆Ｔが2011年に買収して誕生した新生コクヨカムリンは今年春、営業部門の主要な幹部を含む約20人が外資系のライバルにごっそり引き抜か…

第13回 チームパソナインディアで在インド歴７年目を迎えた谷嘉久社長には、ある経験知がある。「半年から１年たつと人を入れ替える、または新たに採用する需要が…

第12回 パナソニックとアンカーエレクトリカルズは、メーカーとしての意識の隔たりが大きかった。「まず不良率の考えがなかった」。エコソリューションズ社の有井…

第11回 世界一を目指して西進した日本を代表する企業と南下してきたフランスの巨人がインドでぶつかり合った。 配線器具の世界大手、松下電工（当時、現パナソニ…

第10回 国際商事紛争の仲裁地として、シンガポールの地位が急速に高まっている。世界経済でアジアの比重が拡大するのを反映しており、中国やインドから多数の案…

第９回 西村あさひ法律事務所の久保光太郎弁護士は８月上旬、米カリフォルニア州にいた。世界中の有力法律事務所のネットワーク「レックス・ムンディ」の会合では…

第８回 ソフトバンクは９億人が加入するインドの携帯電話市場で、ゲームやソーシャルメディアが娯楽の巨大な需要に育つと判断し、携帯電話サービス最大手を傘下に…

第７回 この情報は深い。突っ込むべきだ。ＭＳ＆ＡＤインシュアランスグループホールディングスの佐藤恵一氏（現・三井住友海上火災保険の出資先マックスライフ・…

第６回 合併・買収（Ｍ＆Ａ）交渉と話は前後するが、その端緒となる候補企業の選定の難しさに少し話題を戻したい。 日印企業が絡むＭ＆Ａは、インド企業側からオ…

第５回 「インド企業とのＭ＆Ａ交渉では、ほぼすべての案件で情報が漏れる」。日本の複数の弁護士によると、投資銀行や当事者企業の関係者から、買収価額まで漏れ…

第４回 コクヨの交渉事例を長々と書いてきたのには理由がある。そこにはＭ＆Ａ交渉において重要な問題とインド側の特徴がよく出ているからだ。 最も重要なのは、…

第３回 かつて米大手投資銀行のインドトップを務めた老人は、カムリンの実質的な経営者、シュリラム・ダンデカル氏に言った。「彼が語っていることは本当だ。突っ…

第２回 コクヨのカムリン買収が異例の速さで進んだのは、決して偶然ではない。背後にあった周到かつ緻密な戦略立案を抜きにして、この買収は語れない。 文具の国…

日本企業が海外、アジアで事業を拡大するために巨大市場インドは避けて通れない。商習慣や文化・宗教、社会の構造や多様性など多くの面が異なる同国で事業展開す…