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概要

NNA_kanpasar_vol.24

発行:株式会社エヌ・エヌ・エー〒105-7209 東京都港区東新橋1 丁目7 番1 号汐留メディアタワー9 階TEL:+81-3-6218-4330FAX:+81-3-6218-4337アジアの消費市場を視るアジアの隙間に商機あり台湾にペット用のアリで稼いでいる若者がいた。なぜいま、アリなのか。答えはストレスフルな社会にあった。日本ではくつろぎの旅先として紹介される台湾だが、実は労働時間の長さでは世界でも上位。だから「アリを眺めていると、おまえも頑張っているなぁと癒やされる」らしい。店の存在を知ったのは、弊社が昨年秋に配信した短い記事。このような常識の枠に収まらないビジネスからこそ、アジアの変化が読み取れるのではないかと考えた。そこでカンパサール編集部では、過去1 年のニュースを洗い出してみた。するとあるわあるわ、「こんなのアリ?」なビジネスが。世界最悪と言われるインドネシア・ジャカルタの渋滞。車の間をオジェックと呼ばれるバイクタクシーが走り抜ける。「小回りがきいて便利だけど、危ないし、料金交渉は面倒だし」と思ったら大間違い。今や配車アプリで呼び出すことはもちろん、商品配達や買い物代行まで手掛けるサービス業に進化していた。もっとすごいことも起きている。世界に広まる配車アプリ。インドでは何とオートリキシャを手配できる。タクシーに乗るお金はないけれど、移動の足はしっかり確保したい。そんな庶民の需要に応えているのだ。アジアでもスマートフォンの普及は著しく、配車アプリやオンラインショッピングが急成長している。だが交通インフラは前近代的。そんなギャップを逆手にとったユニークなビジネスが誕生していた。消費者のニーズは常に変わる。成功したビジネスには模倣者が現れる。これから紹介するビジネスも、明日はライバルに追い越されるかもしれないし、数年後には陳腐化しているかもしれない。そんなプレッシャーと戦いながら今日も創造することをやめない開拓者たちに、本号では精一杯のエールを送る。2016年7月号KANPASAR The Daily NNA別冊 第24号KDN PP 11802/03/2013(031453)季刊アイデア勝ちの斬新ビジネス①アイデア部門ようこそアナザーワールドへ②テーマパーク部門アジアユニークビジネス大賞2016NNAが2015~16年に報じたニュースからカンパサール編集部が独断と偏見でユニークなビジネスを選出ノミネートされたビジネスを6つの部門に分け、それぞれの金賞と銀賞、銅賞を表彰最も優れたユニークビジネスにはグランプリ賞をささげた進化するアジアのコンビニ④コンビニ部門珍品とび出す自販機ワールド③自動販売機部門ムスリムも驚く日系ハラル食品⑤ハラル部門創意と工夫はエンドレス⑦その他日本発のユニークビジネス⑥日本部門特集