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概要

NNA_kanpasar_vol.22

KANPASAR 5それぞれの祝祭ベトナムのビール業界では2月8日のテト(旧正月)シーズンが最大の書き入れ時だ。サッポロ・ベトナムの正脇幹生社長によると、ベトナム人は何かにつけて集まってビールを飲み、前年の11月後半からパーティーをする人も増える。同社はこれに合わせてプロモーションを行い、本番の1月下旬から2月にも消費者をがっちりつかみたい考えだ。を楽しむ。ここでは2.5 ~ 3リットルほどの「ビアタワー」を注文し、みんなで一緒に飲むのが定番スタイルだ。若者は女性を連れて行くので、見えを張って地場製より高いプレミアムビールを注文するとのこと。テト商戦真っただ中の今夜も、ホーチミン市のビアクラブではサッポロのタワーが空になっていることだろう。5万組が完売したレヴールのシャンプー(左)とトリートメント馬油スキンクリームも売れたキャンペーンで提供している景品肌がきれいになると人気のフェースマスクテトが最大の書き入れ時消費者つかむサッポロ・ベトナムシンガポールでのクリスマス商品売れ筋トップ5サンタ帽(赤)光るクリアツリー(13cm)ふわふわリースグリーン(40cm)キラキラオーナメント雪の結晶12345ビアクラブの様子。中央にビアタワーが見える小売店でプロモーションする販売員贈答用の特別カートン3File.ナチュラルヌードツリーサッポロ・ベトナムは2015年11月に刷新した主力商品「サッポロプレミアムビール」で攻めている。消費者向けは330ミリリットルの缶(アルコール度数5.0%)と瓶(同)、650ミリ缶(同5.2%)が中心。テトの贈答用としてシルバーと赤を基調とする特別カートンを用意した。以前は黒とゴールドを基調としていたが、刷新した商品のデザインに合わせた。シルバーはサッポロビールが世界的に商品で使っている色であり、赤は日の丸をイメージしたものだ。14 ~ 15年テトシーズンでは、このカートンにビアグラスを2個付けていた。15 ~ 16年シーズンは代わりにバッグやシャツなどを付けてバリエーションを広げた。飲食店にはプロモーションガール、スーパーマーケットなどの小売店には販売員を派遣し、販促に力を入れている。テトシーズンには、スーパーマーケットなどの店頭では特別に景品を付けたり、ビアクラブ(後述)と呼ばれる若者が多い飲食店では、瓶ビールを6本注文すると1本プレゼントする「バケットオファー」というプロモーションなどを展開中だ。15 年11 月の商品刷新時から「JAPAN’SPROMISE」とうたい、ベトナム参入当初から打ち出す「JAPAN’S OLDEST BRAND」と併せ、確かな「日本品質」であることを訴求した。同社は日本のビールメーカーとして初めて現地工場を設けており、「日本で培った品質と味をベトナムで実現したビール」とアピール。日本に親近感を持つ人が多いベトナムで受けているようだ。ビアクラブは日本のかつてのディスコのような業態だ。200 ~ 300席ほどの大型店で、若者が集まって大音量の音楽を聞きながらビール(左から)330ml瓶、330ml缶、650ml缶。価格はそれぞれ約3万5,000ドン(飲食店での平均価格)、1万5,700ドン(スーパーマーケットでの平均価格)、5万7,500ドン(同)