コラム:テイクオフ


日本からの視察が引きも切らないという深セン。「中国のシリコンバレー」を支える行政や企業の戦略、ビジョンには、今や日本も学べるものが少なくない。国や文化の違いはあれど、応用できるヒントを探すことは有意義だ。

深セン歴の長い人と話をしていると、気づくことがある。会話の中で「ここは」「ここでは」という表現がよく出てくるのだ。自分がいる都市を地名ではなく「ここ」と呼ぶ時、客人ではなく主人として「我が町」を思う意識が根底にあるのではないか。

そうした人たちが口をそろえて語る深センの強みは、多くの移民を受け入れてきたことによる社会の活力だ。「来れば誰でも深セン人」。深センの寛容さを表す有名な標語は、改革開放から40年が過ぎた今も最前線を走り続けるこの都市の勢いを目の当たりにすれば、示唆に富んでいるように思う。(羊)


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