コラム:テイクオフ


中国の全国人民代表大会(全人代)で常務委員会委員を務める譚耀宗氏が、コロナ対策を理由に北京入りを拒否された。日本で例えるなら地方選出の代議士に国会のため上京することを禁止するようなもので、なかなかインパクトのあるニュースだ。

香港政府は中国本土との往来正常化を最優先課題として取り組んでいるが、ハードルは高まる一方のようにみえる。お隣のマカオでは感染者が出るたびに全住民にPCR検査が課される。本土との往来を実現するには、香港もいま以上に多くの犠牲と忍耐が求められることになるだろう。

一般市民の立場になれば、本土へ行く用事などなく、海外旅行の再開を優先してほしいと考えている人は少なくないはずだ。ビジネスの観点から本土往来が死活問題であることは間違いないが、その代償を声なき市民たちは受け入れられるのだろうか。(港)


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