コラム:テイクオフ


テキサス州ダラスで銃弾に倒れたケネディ大統領は、1917年にマサチューセッツ州で生まれた。今年は生誕100年の節目となり、誕生日の5月29日には米国各地で式典が行われた。

同じ年に北イロコス州で生まれたマルコス大統領も、今なおフィリピンで強い存在感を放つ。アキノ政権からドゥテルテ政権に体制が代わってからは、話題に上る機会がとみに増えている。同州では、生誕100年を迎えた先週11日が、現大統領の宣言によって祝日になった。親族が開いた記念式典には、数千人の支持者と抗議者が集結した。

きょう21日は、マルコス大統領による戒厳令の布告から45年目。戒厳令に反対する人々がデモを実施する予定だ。抗議者の胸には、現政権がマルコス時代の独裁に再び傾くことへの不安がある。100年前に生まれた独裁者は、歴史上の人物になった後も、批判と称賛の対象として社会に問いを投げ続けている。(成)


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