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大連市で国産化か、日産のインフィニティ

26日付第一財経日報は関係者の話として、日産自動車が同社の高級車ブランド「インフィニティ(英菲尼迪)」を遼寧省大連市で生産すると伝えた。すでに建設用地の選定が完了しているという。建設地が決まったことで、今後は中国国産化に向けた動きが加速するとの見方が出ている。

関係者によると、インフィニティの大連生産に関する調印式典が11月24日に行われた。日産系の東風日産乗用車にインフィニティ事業部を設け、事業展開する。

日産は現在、インフィニティブランドを主に日本国内で生産し、海外に輸出している。カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は6月28日の会見で、インフィニティの海外工場の建設を検討しており、その候補地として中国と北米が挙がっていることを明らかにしていた。

中国での生産については、これまで広州市の花都工場か湖北省の襄陽工場のいずれかで生産することが有力視されていた。関係者によると、大連を選んだ理由としては、港に近い立地という部品輸入の面で物流メリットがある。安徽省自動車メーカーの奇瑞汽車による工場設置や富士重工業が奇瑞汽車と計画するスバルブランド車の合弁生産計画に伴い、市内には部品メーカーが10社以上進出、初期のサプライチェーンが整いつつあるほか、インフィニティの大連生産に市政府が各種の優遇措置を打ち出すことなども要因という。

日産広報は26日、「インフィニティの中国生産は検討している」と明らかにしたものの、大連での生産については明言しなかった。

インフィニティの中国展開は2007年から。昨年の中国での販売台数は前年比約2.4倍の1万1,513台で、中国がインフィニティの世界2位の市場となった。第一財経日報によると、中国販売目標は今年を2万台、来年を3万台にそれぞれ設定している。

日産は11月2日、インフィニティのグローバル本社機能を、新たに香港に設置する新会社へ移転すると発表した。新会社名は日産グローバル(NGL)で、来年4月から従業員約100人で事業を開始する。世界の高級車ブランドで香港を本拠地とするのはNGLが初めて。各市場に対し中立的な地理と高い国際発信力という香港の利点を生かし、インフィニティブランドの拡大を目指す。<大連>


関連国・地域: 中国-大連日本
関連業種: 自動車・二輪車建設・不動産マクロ・統計・その他経済

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