• 印刷する

テイクオフ:貧者の多いフィリピンに…

貧者の多いフィリピンにあって、物乞いは日常の光景の一部だ。赴任当初は見て見ぬふりを決めて、そそくさと立ち去るのが常だった。「お金をめぐむ」という行為が傲慢(ごうまん)な気がしたのと、他国を旅行した際に施しを断って、ひどく毒づかれた経験のためだ。

最近は当地の世情にもだいぶ慣れて、自然にポケットの小銭を探るようになった。物乞いには幼児を抱いた母親、身体の不自由な人、高齢者なども多い。根本的な解決でないことは百も承知。それでもごくわずかな金銭ではあるが、人々の険しい表情が一瞬でも和らぐのは、決して悪い気はしない。

ところで、わが祖国も生活保護の受給者が200万人を超え、戦後の混乱期に近づきつつあるとか。受給者も見た目は「普通の人」と変わらない。当地と異なり、むき出しではない分、日本の貧困問題はさらに深刻なのかもしれない。(須)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

1月末まで入国規制延長、変異種対策(01/15)

20年の新車販売4割減 伸び率過去最低、コロナ打撃(01/15)

20年輸入車販売、40.7%減の5.1万台(01/15)

コロナ感染新たに1912人、計49万4605人(01/15)

英国型の変異種、国内初感染を確認(01/15)

ワクチンの緊急使用初承認、米ファイザー製(01/15)

政府、アストラゼネカとワクチン追加契約(01/15)

入管への問合わせ倍増、入国制限などで(01/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン