ベトナム北部ハイフォン市3カ所とクアンニン省2カ所で展開するディープシー(DEEP C)工業団地が、今月上旬に直撃を受けた台風11号(国際名:ヤギ)の被害からの復旧を急ピッチで進めている。運営会社のブルーノ・ジャスパート代表は13日、NNAなどに対して、台風で途絶した団地内のインフラはハイフォン市内では全て復旧したと説明。送電網や通信網の地下化などの措置が功を奏したとして、生産拠点としてのディープシーの安全性を強調した。入居企業の一部は「復旧に数カ月かかる」ほどの被害を受けたが、サプライチェーン(供給網)全体への影響は短期的なものにとどまるとの見方を示した。