昨年10月のパレスチナ・ガザ地区での戦闘開始から7日で10カ月。世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアではイスラエルの侵攻に抗議するため、一部の欧米ブランドの不買運動が継続している。親イスラエルと見なされた米系の「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」や「スターバックス」などが標的だ。これらのブランドを展開する地場企業は赤字が続いており、米資本とは無関係だと強調するが効果は薄い。先月末にイスラム組織ハマスの最高指導者が暗殺されたことによる中東情勢のさらなる悪化から、不買運動は今後も続く可能性がある。