少子化が進む日本市場の伸び悩みを背景に、文具メーカー大手コクヨがアジア販売を強化している。消費者ニーズを探るため、インド西部ムンバイで今月、期間限定ショップを同国で初めて開店。バインダーやノート、ペンケース、カラーマーカーなど約380種類の製品を並べ、期間中に800組超が来店した。インド子会社コクヨカムリンのシニア・コーポレート・オフィサー、糸口貴氏(48)がNNAの単独取材に応じ、親会社の主力ブランド「キャンパス」製品について「早い時期のインド投入を検討したい」と言及。投入方法については「直営店も選択肢の一つ」と話した。