コロナ禍で鳴りを潜めていたベトナムの日系コンビニエンスストアが攻めの姿勢に転じている。セブン―イレブンが4月に店舗数で100店を突破し、進出7年目で大台乗せを達成。先行するミニストップは今年度の店舗数を前年度末の164店舗から100店舗以上上積みし、「南部ホーチミン市の店舗数シェアで1位を獲得したい」と鼻息は荒い。ベトナムでは、ファミリーマートを加えた日系3社は、米系サークルKと韓国系GS25に大きく水を開けられている。巻き返しのカギは、好立地への迅速な展開と弁当など都市部中間層のニーズを捉えた商品開発だと専門家は指摘している。