日本政府が開発を支援するインドネシアの西ジャワ州スバン県にあるパティンバン港(自動車・コンテナターミナル)で、日系企業が自動車ターミナルの運営を開始して2年以上が経過した。同港は現在、円借款による拡張工事が進行中で、来年予定する完工後の自動車ターミナルの取り扱い能力は現在の1.5倍の年60万台以上と、国内最大の首都港湾とほぼ同等になる。日系企業が多く操業する工業地帯に近接するスバン県と周辺自治体は「ルバナ(レバナ)地域」と呼ばれ、新たな経済成長を創出するための開発計画が進められており、同港はその中核施設となることが期待されている。