豪で賃金物価スパイラル、財界が景気後退懸念
オーストラリアでは賃金と物価がスパイラル的に上昇しており、景気後退を誘発する前に迅速に制御する必要がある――。財界リーダーらが警告している。消費者の購買力を示す実質賃金は2022/23年度(6月期)に12年ぶりの低水準に沈む見通しで、向こう4年は生活水準が20年のピーク時まで回復する見込みはない。オーストラリア連邦準備銀(RBA)にとってインフレ抑制は課題が多く、軟着陸への道のりは険しいという。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。