日本でまだ学生だった時、定期券と学生証が入ったパスケースを落としたことがある。諦めかけたが念のため駅で聞いてみたら、誰かが届けてくれていて、無事戻ってきて感動した。
先週末、知人が鍵を付けたままのバイクを街中に止めてその場を離れた。出掛けた後、鍵の取り忘れに気付いた知人は「監視カメラもあるだろうし、大丈夫だと思う」と慌てる様子もなかったことに驚いた。数時間後に戻ってみるとバイクは鍵が付いたままで、止めておいた場所にあるではないか。その時ふと学生時代にパスケースを落とした時のことを思い出したのだ。
思い返せば、このほかにも台北市内の駅で「財布を預かっているので来て下さい」とアナウンスが流れて感心したこともあった。このようなことは海外では珍しいと思う。台湾も日本も親切な人がいるものだと心温かく感じた。(晶)
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