広州では今、昨年進出した日本の回転ずし店が人気だ。市中心部のほど近い場所に既に複数の店舗を出した。1号店の開店当初は混み具合がすごく、待ち時間は最大3時間に及ぶことも。これはもう東京ディズニーランド並みだ。
店舗責任者に話を聞くと、新鮮なネタを仕入れたり、従業員教育に力を入れたりといった企業努力を怠らないのだという。
ただ、努力はそれだけではなさそうだ。店舗近くを歩いていると、ここぞという場所に看板や広告が出してある。「ここにあると、店舗に誘導しやすそうだな」と思われる場所に狙いを定めているのがよく伝わってくる。それを店舗周辺にいくつも張り巡らせている。広告費が高そうな場所もあるが、そこは「勝負」と思い決めているのだろう。まぐれで人気が出るものではないのだろうな――。街中を歩きながら、そんなことを考えてみた。(川)
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