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病床逼迫、医療崩壊に現実味

首都の入院困難、治療費も高額に

タイで新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことで、首都バンコクでの病床不足が深刻化している。主要病院やホスピテル(病院の代替施設として利用されるホテル)の病床使用率はすでに100%を超えているとみられ、仮設病院の空きもわずかだ。感染した場合のスムーズな入院が難しくなっているほか、高額な治療費も大きなリスクとなる。新型コロナ以外の病気でも受け入れは難しくなりつつあり、医療崩壊が現実味を帯びてきた。