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大湾区景況感さらに改善、見通しも良好

香港貿易発展局(HKTDC)などが13日発表した、香港とマカオ、中国広東省から成る一大経済圏構想「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」対象地域の企業景況感調査によると、2021年第1四半期(1~3月)時点の景況感を示す「現状指数」は53.0で、20年第4四半期(10~12月、50.2)の前回調査から2.8ポイント改善した。工場の生産活動が停滞する春節(旧正月)期間を含んでいたにもかかわらず、新型コロナウイルスのワクチン接種拡大による世界経済回復への期待感などが押し上げ要因となり、先行きへの見通しも明るさを増している。