人は空腹になるとイライラする。そういった意味では、出前の配送員は大変だと思う。自身も配送予定時間をすぎると、思わずアプリの催促メールの送信ボタンに手が伸びそうになる。
出前大手は今秋から、利用者が注文時に「配送が遅れても構わない」と選択できるシステムを導入、配送員の負担軽減に取り組んでいる。まだこの仕組みを利用するほど寛容にはなれないが、それでも多少の遅れはガマンしようかという気にはなった。
大昔の話だが、日本でピザのデリバリーをしていたことがある。当時は30分をすぎると割引になるルールがあったが、ギリギリの到着でも配達先では不機嫌になられるより「おつかれさま」と声を掛けられることの方が多かった。上海も12月に入り、二輪車の運転がつらい季節になった。アルバイト時代を思い出し、出前ではもっと心に余裕を持つことができるようにならねばと思う。(翠)
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