タイ政府は27日、新型コロナウイルスのワクチン調達と国内生産に向けた技術移転について、英アストラゼネカと正式に契約を締結した。ワクチンは2,600万回分を確保する。
保健省疾病管理局(DDC)のオパート局長、国家ワクチン機関のナコーン長官、アストラゼネカのタイ法人アストラゼネカ・タイランドのジェームズ・ティーク社長がタイ首相府で契約書に調印した。プラユット首相、バイオ医薬品メーカーのサイアム・バイオサイエンスのサティポン会長らが立ち会った。
プラユット首相によると、ワクチンは2,600回分を調達する。28日付バンコクポストの報道では、1,300万人が2回接種する計画だといい、来年の適切な時期に接種を開始する。
政府は、ワクチン調達と国内生産のために、60億バーツ(約206億円)の予算を準備している。国内生産は、アストラゼネカから技術移転を受け、国家ワクチン機関がサイアム・バイオサイエンスと共同で実施。サイアム・バイオサイエンスのバンコク北郊パトゥムタニ県の工場で生産する。
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