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テイクオフ:学生のころ、将来何を学…

学生のころ、将来何を学ぶべきかで友人たちと議論になったことがある。圧倒的に人気だったのは看護師になることだった。それから十数年が経ち、人気職種の狭き門をくぐった人もいる。

と、ここまで聞くと国内での話に聞こえるかもしれない。だが、ある友人はカナダで看護師になった。同じ知識と技術が生かせるのなら、実入りが多い方がいい。誰だって、そう考えるだろう。友人と同じように、フィリピンは多くの医療従事者を世界に送り出している。

世界に貢献、めでたし、とはいかない。国内では新型コロナウイルス感染者への対応で医療体制が逼迫(ひっぱく)し、増員できる医療スタッフも数少ない。複数の医療団体が窮状を訴えると、外出・移動制限はあっという間に厳格措置に逆戻りした。自国民を守れないのでは、世界貢献の名にも傷が付く。(D)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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