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ホンダ、ベトナム製「CR―V」を現地投入

ホンダ・ベトナム(HVN)は30日、首都ハノイでスポーツタイプ多目的車(SUV)「CR―V」の新モデル(排気量1500cc)投入を発表した。3年前にタイ製の輸入に切り替えていた第5世代を国内回帰させ、7月に現地組み立てを開始。同国の四輪の年産能力は2倍以上増え、2万3,000台となった。

ホンダ・ベトナムがSUV「CR―V」の新モデル投入を発表した。ベトナム製で、安全装備を充実させた=30日、ハノイ

ホンダ・ベトナムがSUV「CR―V」の新モデル投入を発表した。ベトナム製で、安全装備を充実させた=30日、ハノイ

HVNの鶴薗圭介社長は「国内の自動車産業の発展に寄与していきたい」と意気込みを語った。CR―Vの現地組み立て生産の開始に向け、北部ビンフック省の四輪生産ラインを1直から2直に変更した。

ホンダは2017年、CR―Vの第5世代へのモデルチェンジに伴い、ベトナムで売る同モデルの生産地をタイに変更していた。鶴薗氏は「市場性、政策、販売状況など複数の要因を慎重に検討した結果、ベトナム生産に戻した」と指摘した。

■現調率15%、エンジン組立も検討

CR―V新モデルの現地調達率は現在、金額ベースで15%となっている。HVNは、現地サプライヤーと協力しながら現調率が低い部品を中心に現地化を推進する方針で、エンジンの組み立て生産も検討する。

東南アジアではタイなどで四輪用エンジンを生産しており、CR―Vの新モデルでもタイ製を採用している。ベトナムでのエンジン組み立て生産は「まだ具体的な計画ではない」(HVNの担当者)段階だ。

HVNはこれまで、四輪車ではセダン「シティ」の組み立て生産を手掛けてきた。従来の年産能力は1万台。2モデル体制となったことで、「現地の需要に応じたモデル別生産台数の調整も容易になる」(関係者)。

■安全運転支援システムを初搭載

CR―Vの新モデルは、第5世代のビッグマイナーチェンジと位置付けられ、「安全装備を充実させたことが大きい」(鶴薗氏)。ベトナム販売モデルのうち、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を初めて搭載した。

CR―Vの開発責任者、津嶋広通氏は「ベトナムモデルには安全運転に向けた5つの機能を搭載している」と話した。全世界共通の「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」「オートハイビーム」に加え、アジアの交通インフラ事情を反映させてチューニングした「路外逸脱抑制機能」「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」「車線維持支援システム」を備える。CMBSでは、運転者にディスプレーやブザーによる警告を発し、歩行者などにどの程度接近しているかに応じたブレーキをかける。

新CR―Vは3グレード5色の展開で、希望小売価格は9億9,800万~11億1,800万ドン(4万3,000~4万8,100米ドル、約450万~505万円)。上位2グレード(L、G)は8月11日から、Eグレードは第4四半期(10~12月)に納車を開始する。

ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、CR―Vは19年と今年上半期(1~6月)に同国で最も売れたSUVとなった。新モデルは、年間1万3,000台以上の販売を目指す。


関連国・地域: タイベトナム日本
関連業種: 自動車・二輪車

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