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日立建機、豪で超大型重機の自律運転実験へ

日立建機はこのほど、オーストラリアの鉱山で、超大型油圧ショベル自律運転の開発に向けた実証実験を開始すると発表した。まずは遠隔操作システムを開発し、オペレーターが搭乗する場合と同様の作業性を確保。さらに掘削・積み込みなどの作業の一部を自動化し、オペレーターが遠隔から1人で複数のショベルを運用できるシステムを開発する。鉱山現場の自立型オペレーションへの布石となりそうだ。【NNA豪州編集部】

日立建機の広報担当者は、オーストラリアを実験現場に選んだ理由として、「自律走行のダンプトラックを納入した実績があり、強い顧客関係も構築されているため」と説明。「2030年度(3月期)までに、自律運転機能を有する超大型油圧ショベルを開発することがゴール。実験を行う鉱山については調整中」とした。

実証実験で使用される重機は、EX3600-7となる予定。開発は段階的に行い、遠隔操作システムについては2022年度中の商用化を目指している。開発するシステムは全て超大型油圧ショベル「EX-7シリーズ」に後付けできる仕様となるため、鉱山現場では保有する現行機を活用しながら、将来の自立型オペレーションに対応できるようになるという。

■無人トラックなどとの連携も

超大型油圧ショベルの自律運転は、単独で導入することが可能なだけでなく、日立建機傘下の鉱山管理ソリューション企業ウェンコの鉱山運行管理システムとの連携も可能だ。

日立建機は、オーストラリアの産炭大手ホワイトヘイブン・コールのモールスクリーク炭鉱に、無人リジッドダンプトラック6台を納入しており、現在24時間体制で自律走行を行っている。最終的には、超大型油圧ショベルとの通信が可能となり、安全性と生産性が向上するという。

同社によれば、超大型油圧ショベルのオペレーターは、周辺機械との接触や車体の安定性などに留意しながら掘削・積み込み作業を行う必要があり、長時間にわたり複雑な操作を続けなければならない。そのため、ショベルの操作はオペレーターの技能に大きく左右されてしまい、安定した生産体制の構築とオペレーターの作業負担の軽減が、鉱山現場での課題の一つとなっているという。

実証実験で使用予定の超大型油圧ショベル(同社提供)

実証実験で使用予定の超大型油圧ショベル(同社提供)


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: その他製造IT・通信天然資源

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