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テイクオフ:オーストラリアでふと気…

オーストラリアでふと気になった。南風や東風という字は昔から、難読漢字クイズによく出ていたように思う。「はえ」という日本語と南風という中国語が、当初は別々にあったものの同じ事象を指すことから、次第に南風と書いて「はえ」と読むに至ったそうだ。東風は「こち」だ。

このような日本語を熟字訓という。他にも黄昏や祝詞など多数あり、どことなく古風で、美しい感じがしなくもない。北風や西風に熟字訓がないのは、北や西から吹く風は古来の日本人の感性には響かなかったということか。

外来語の漢字表記には、熟字訓に似た当て字を使う。例えば河内と書いて「ハノイ」と読む。人名では杜翁は「トルストイ」、文老は「モンロー」と読む。であれば当然、「下から吹く風」は文老風と書くと思うがどうだろうか。感性には響かないか。(尋助)


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 社会・事件

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