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衛星有料テレビのビッグTV、サービス開始

三井物産が5%を出資する衛星放送運営会社インドネシア・メディア・テレフィシ(IMTV)は9日、衛星有料テレビ放送「ビッグTV」のサービスを開始した。インドネシアの全土をカバーし、3年間で150万世帯の利用者獲得を目指す。来年初めにはスカパーJSATのテレビ番組の放送を開始する予定だ。

昨年にスカパーJSATが打ち上げた衛星「リッポー・スター1」を活用する。インドネシアでの利用に特化した衛星としては、同国で唯一「KUバンド」を使用しており、家庭用の小型パラボラアンテナでも強い電波を受信できることが特徴だ。

標準画質テレビ放送で132チャンネル、ハイビジョン放送で16チャンネルを提供。月額利用料金はチャンネル数に応じて15万ルピア~45万ルピア(約1,300~4,000円)で、受信機は月額2万ルピアでリースする。全国に展開する大型量販店「ハイパーマーケット」などを通じて拡販を進める。年内には日額、週額のプリペイド(前払い式)料金を導入することで、利用者の取り込みを図る。

IMTVのウィディジャストロ最高執行責任者(COO)は、利用者数を3年後に150万世帯、5年後には300万世帯に引き上げ、有料テレビ市場で25%のシェアを狙う目標を示した。

国内の有料テレビ運営会社としては後発組になるが、「国民の1人当たり国内総生産(GDP)が3,800~4,000米ドル(約38万~40万円)に達するこれから、有料テレビを含めた娯楽への支出が始まる」と指摘。国内の有料テレビ市場は4,000万世帯の潜在的需要が見込めるものの現在の利用世帯数はうち4%程度に過ぎないため、「出遅れたとは思わない」と強調した。

三井物産の出資を受けることで「三井が持つノウハウや経験を今後の事業に生かしていきたい」との考えも示した。

三井物産は4月、リッポー・グループのIMTVに5%を出資。インドネシアの衛星事業では約10年前から、衛星の回線使用権を現地の通信会社に販売する事業を手掛けてきた実績がある。IMTVの事業では、JSATからリッポーへの回線使用権の貸与を仲介し、15年間の契約を締結した。

■Jリーグの放送も視野

スカパーJSATの高田真治社長はオープニング式典のあいさつで、来年にもビッグTVでインドネシア語に翻訳した日本の番組を放送したいと表明。「日本のテレビ番組を通じて伝統文化や食、観光名所などを楽しんでもらいたい」と意気込みを語った。

IMTVのウィディジャストロCOOによると、日本の子ども向け教育番組やドラマ、映画などの放送を計画しており、現在は番組の翻訳を進めているところ。スカパーJSATが放送権を持つサッカー「Jリーグ」の現地放送に向け、交渉を進めていることも明らかにした。


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: IT・通信メディア・娯楽

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