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テイクオフ:近所の八百屋がある日、…

近所の八百屋がある日、もぬけの殻になっていた。二間あった店の天井近くまで飾り立てられていた野菜、果物、贈答用のカゴも消え、薄暗い空間が破れた布で雑に目隠しされている。閉店か。立ち退きか。トラブルか。理由は分からないが、少し前にも買い物に来たのだから、一言教えてくれればいいのに。悲しい気持ちになって別の店へ向かう。

その八百屋が先日、何事もなかったように営業を再開していた。店先に明かりがともり、空っぽだった店内は以前同様に青果を器用に積み上げている。うれしいというより、夢でも見ていたのかと思うほど変わりがない。

「先週お店が閉まってたね」と一人に聞くと、「兄弟の結婚式で3~4日閉めた」という。ということは家族経営で、5~6人いる従業員はみな兄弟なのか? よく分からないが、とりあえず再開してくれてうれしい。(円)


関連国・地域: インド
関連業種: 社会・事件

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