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ボーダフォン、不採算の豪事業撤退方針か

英携帯電話サービス大手ボーダフォンが、オーストラリア市場から撤退する可能性が浮上している。同社は15日、収益性の良いニュージーランド(NZ)部門の売却を発表。一方、地場携帯通信3位のボーダフォン・ハチソン・オーストラリア(VHA)は不採算で、固定通信3位のTPGテレコムとの合併が当局に阻止されたことから、これ以上の投資メリットがないとされている。オセアニアから撤退することで、欧州事業に再注力するとみられる。15日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

VHAは、ボーダフォンと香港のCKハチソン・ホールディングス傘下のハチソン・テレコミュニケーションの折半出資の合弁会社。2018年通年の決算では、1億2,440万豪ドル(約94億5,300万円)の損失を計上していた。一方ボーダフォンNZは、2018年3月までの1年間の純益が、3,990万豪ドルだった。

調査会社ニュー・ストリート・リサーチによると、ボーダフォンは現在、向こう10年の注力地域を再考しているとみられている。第5世代(5G)移動通信システムへの移行計画により、大きな資本が必要とされていることから、地理的にも遠いオセアニア市場についてはこれまでも事業継続への疑問が生じていた。

ただ、ボーダフォンがVHAを放出するためにはCKハチソンの合意が必要なため、単独では何も決断できない状況だという。

ボーダフォンのリード最高経営責任者(CEO)は「われわれの戦略で重要なのは、ポートフォリオを能動的に運営し、借金により自己資本利益率を高めるための投機を停止すること」だと話している。


関連国・地域: 香港オーストラリアニュージーランド欧州
関連業種: IT・通信

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