「コップンカー」。タイ正月(ソンクラーン)中に日本に一時帰国した際、東京では多くのタイ人を見かけた。銀座に今月オープンしたばかりの小売店の店内で、寿司店のカウンターで、駅の切符売り場で――。ここはタイかと思うほどに、馴染みの言葉が聞こえてきて思わず振り返ることが何度もあった。
ホテル予約のアゴダの調査では、今年のソンクラーン休暇中の旅行先の1位は東京で、この時期は地元に帰り親族と過ごすのが通例のタイで、外国が旅行先でトップになるは珍しいという。
日本政府観光局の訪日外客数統計では、2019年3月に日本を訪れたタイ人は14万7,400人だった。20カ月連続でプラス成長し、3月としては過去最高を記録した。仙台国際空港とバンコクの直行便再開も計画される中で、今後一層日本を訪れるタイ人が増えたらうれしい限りだ。(齋)
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