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キャセイ、今年の旅客輸送能力6%増へ

香港の航空大手、キャセイパシフィック航空のルパート・ホッグ最高経営責任者(CEO)はこのほど、同社の旅客輸送能力が今年、前年比で6%増えるとの見通しを示した。前年の3.5%を上回る伸びになるとみている。信報など15日付香港各紙が伝えた。

同社は旅客輸送能力を2024年まで毎年3.5~4%の幅で増やしていく目標だ。

今後、米ボーイングの「B777X」や仏エアバスの「A350」など新型旅客機が納入されるにつれ、キャセイの長距離路線用機材の平均機体年齢は5歳若返り、燃費性能が一段と高まると説明。昨年は航空機の燃費が2%向上し、新型機の導入効果が既に表れたと振り返った。キャセイは21機のB777Xを発注済み。

ホッグCEOによると、今年は定期直行路線の新規就航を香港―米シアトルと香港―小松(石川県)の2本にとどめ、イノベーションが活発な都市と香港とを結ぶ従来路線の増便に力を入れる。3月末に開通した香港―シアトル線はこの事業戦略に基づき、7月1日から現在の週4便から毎日の運航へと増便する。同路線はこれまでデルタ航空の1社のみが運航していたが、同社が昨年10月に運航を停止したことで、現在はキャセイの独占状態にある。

ホッグCEOは自社の路線ネットワークについて、「これまでは金融都市に乗り入れてきたが、香港政府がイノベーションの発展を重視するにつれて、今後はこの方面を開拓していく」と説明。伝統的なイノベーション都市である米サンフランシスコに加え、過去数年間でイスラエル・テルアビブ、インド・ベンガルール(バンガロール)、アイルランド・ダブリンなど、各大陸のイノベーション都市を結ぶ路線を増やしてきたことを紹介した。

■香港エクスの買収に自信

中国同業大手の海航集団(HNAグループ)傘下の格安航空会社(LCC)、香港エクスプレスの買収計画については、「自信がある」と表明した。一部株主が売却に反対するなど同計画に不透明な材料が浮上していることについては「(論じるのは)時期尚早」とし、「買収後も香港エクスプレスはLCCスタイルを維持し、キャセイとの相乗効果を見込む」と述べた。

ホッグCEOは、業務のデジタル化についても言及。台風で欠航となった場合の振替便の手配や予約を乗客がアプリ内で完結できる人工知能(AI)システムを、5月をめどに導入する予定を明らかにした。


関連国・地域: 香港日本米国
関連業種: 運輸IT・通信

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