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三菱電機、ASEANでFA分野の協業強化

三菱電機はシンガポールで「e―F@ctoryアライアンス」を立ち上げた=18日、シンガポール中心部(NNA撮影)

三菱電機はシンガポールで「e―F@ctoryアライアンス」を立ち上げた=18日、シンガポール中心部(NNA撮影)

三菱電機が東南アジア諸国連合(ASEAN)でのファクトリーオートメーション(FA)分野の協業を強化する。シンガポールで18日、地場企業など23社と「e―F@ctoryアライアンス」を立ち上げた。同様のアライアンスを立ち上げるのは今回が8カ国・地域目となる。

e―F@ctoryアライアンスとは、三菱電機のFA部門を中心にパートナー企業が協業する枠組み。それぞれが持つ産業用モノのインターネット(IIoT)や人工知能(AI)関連の工場向けソリューションを共同で展開する。

三菱電機は、アライアンスでの協業を通じて、◇プロモーション・営業◇技術◇訓練・コンサルテーション――分野で協力する。近くアライアンスのウェブサイトを立ち上げ、パートナー企業の強みなどを掲載し、各社のプロモーションが図れるプラットフォームを設ける。

三菱電機は以前から産業用機器などを取り扱っている。2003年には機器だけでなく、データを収集しIT部門と連携を図るためのソリューションの提供も開始。早くからIIoTの前身ともなる取り組みを手掛けてきた。

11年には日本でe―F@ctoryアライアンスを立ち上げ、業界内での協業を進めている。これまでに、中国、韓国、台湾、米国、欧州で同様のアライアンスを発足。今年はASEANに注目し、2月にはタイでも立ち上げた。アライアンスの加盟企業は4月時点で計700社余りとなった。

シンガポールのアライアンスはタイを除くASEAN全体を活動の対象とする方針。域内では経済成長に伴い、製造業などさまざまな工場・倉庫などでFAやIIoT導入の需要が高まっている。ハブであるシンガポールから地域の需要を取り込みたい考えだ。加盟23社のうちシンガポール企業が9社を占める。残りは日系や欧州などの大手だ。

三菱電機FAシステム事業本部の高橋俊哉副事業本部長はNNAに対し、「日系企業ばかりと組むつもりはなく、地場企業と協業してくことを重要視している」と説明した。

タイでアライアンスを別に立ち上げたのは、日系企業が多いほか、自動車産業の比率が高いためという。同国では国内の顧客を主要ターゲットに協業していく方針だ。次のアライアンス設立地域としてはインドなどを視野に入れている。

三菱電機のシンガポール法人、三菱電機アジアの國信総一郎ゼネラルマネジャー(FA・産業担当)は、シンガポールのアライアンスの今後の目標について、「まずは認知度向上に向けて、製造業関連の展示会にアライアンスのメンバーと共同で出展していく」と話した。

高橋氏によると、三菱電機のFA部門は20年までに売上高7,200億円を目指している。うち半分を海外事業としたい考えだ。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 電機IT・通信マクロ・統計・その他経済

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