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TVBが上場来初の赤字、本業は堅調

香港の地上波テレビ局、電視広播(TVB)が20日発表した2018年12月期本決算は、純損益が1億9,908万HKドル(約28億円)の赤字だった。前年の2億4,362万HKドルの黒字から赤字転落した。赤字計上は1988年の上場以来、31年で初めて。中国本土の映画館運営会社、星美控股の転換社債による減損損失5億HKドルの計上が響いた。ただ、本業は堅調を維持した。

減損損失の影響を除くと、純利益は3億100万HKドルとなり、2割以上の増益になる。

売上高は3.3%増の44億7,730万HKドルで、主力の香港テレビ放送事業は3.7%増の29億2,344万HKドルだった。同社が手掛ける地上波テレビチャンネルは毎週560万人が家庭で、160万人が家以外の場所でそれぞれ視聴したという。「ジェード(翡翠台)」の期間中の平均視聴率は20.1%で、前年から0.1ポイント上がった。

香港でのテレビ広告収入は1%減の24億4,000万HKドル。上半期(1~6月)は前年同期比で2%増だったが、経済の弱含みや消費意欲の減退を受けて、下半期(7~12月)は3%減を記録した。

オーバー・ザ・トップ(OTT、インターネット経由で動画や音楽などのコンテンツを配信するサービス)の「my TV SUPER」の売り上げは43.4%増の4億205万HKドルと好調。広告収入が56%増え、全体を押し上げた。今年3月初旬時点の利用者数は約735万2,100人に上り、1年前から約150万人増えた。このうち約7割がスマートフォン向けアプリ経由で、残りはセットトップボックス(STB)とウェブサイト経由だった。

第3のプラットフォームとして17年7月に投入したライブストリーミング(ライブ配信)サービス「ビッグ・ビッグ・チャンネル(大台網)」は約2倍の8,727万HKドルに急伸した。18年末時点のユーザー数は、域内外合わせて約1,220万人となり、1年間で約160万人増加した。

地域別で見た売り上げは、全体の7割を占める香港が3.7%増の31億5,314万HKドル。本土は38.4%増の7億3,287万HKドルで、共同のコンテンツ制作や動画配信が増収要因となった。


関連国・地域: 中国香港
関連業種: IT・通信サービスメディア・娯楽マクロ・統計・その他経済

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