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1月輸出は10%減、2年3カ月ぶり2桁減

シンガポール企業庁(エンタープライズ・シンガポール)が18日発表した1月の輸出額(NODX、石油と再輸出除く)は138億3,960万Sドル(約1兆1,286億円)となり、前年同月比で10.1%減少した。14.0%減となった2016年10月以来、2年3カ月ぶりに2桁のマイナスに沈んだ。

1月のNODXは電子製品と非電子製品がともに不振だった。18年1月に全体で12.9%増と大幅に伸長していた反動もあるものの、今年1月は前月比(季節調整済み)でも5.7%減と不振。18年12月の4.0%減(改定値)からマイナス幅は拡大している。

NODXの約4分の1を占める電子製品は前年同月比15.9%減の34億6,950万Sドル。前月は11.2%減だった。比重の大きい集積回路(IC)が前月の0.9%増から6.8%減へとマイナスに転じた。ディスクメディア、パソコン(PC)、PC部品、ダイオード・トランジスタはいずれも前月に引き続き2桁のマイナスに沈んでいる。

非電子製品は7.9%減の103億7,010万Sドルとなり、前月の7.4%減からマイナス幅がやや拡大した。前月に2桁のマイナスだった医薬品は15.4%増とプラスに転じたが、特殊機械(32.8%減)、石油化学(11.8%減)、エンジン・モーター(40.9%減)が不振で全体を押し下げた。

■輸出先の上位全てで前年割れ

輸出先別に見ると、上位10カ国・地域全てで前年同月を下回った。首位の中国は25.4%減の18億1,690万Sドル。非貨幣用金(94.9%減)、特殊機械(55.2%減)、計測機器(40.9%減)が不振だった。

最も下落幅が大きかったのはシェア10位の韓国で、31.4%減の5億660万Sドル。日本は9.7%減の8億8,050万Sドルで6位だった。香港(5位)と台湾(7位)はそれぞれ11.7%減、11.8%減と2桁のマイナスだった。

OCBC銀行のエコノミスト、セリーナ・リン氏は、「米中貿易摩擦の影響が北アジアを中心に顕著に表れているようだ」と分析。米中貿易協議の行方を注視する必要があるとした。


関連国・地域: シンガポール
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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