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日本支援で新たな橋着工、21年末に完成へ

ミャンマー最大都市ヤンゴンで13日、日本政府が架け替えを支援する新たな橋が着工した。河川で隔てられるティラワ経済特区(SEZ)への接続ルートに位置し、企業の進出増加に伴い深刻化している交通渋滞を緩和するとともに、人口が増加しているティラワ地区のヤンゴンの副都心としての開発促進にもつなげる。2021年末の完成を目指す。

ヤンゴンとティラワ経済特区を結ぶ既存の橋。日本の支援で新たな橋に架け替える=13日、ヤンゴン(共同)

ヤンゴンとティラワ経済特区を結ぶ既存の橋。日本の支援で新たな橋に架け替える=13日、ヤンゴン(共同)

ヤンゴン中心部とティラワSEZがある南東部はバゴー川で隔てられ、現在は上流に架かる「ダゴン橋」と、市街地に近い「タンリン橋」の2本が架かる。日本政府は、1993年に開通し、老朽化により大型トラックの通行を制限しているタンリン橋の架け替えを支援。310億5,100万円の円借款を供与する。

新たに架かる「バゴー川橋(仮称)」は長さ1,220メートルで、接続路を含むと2,824メートル。4車線で、通行できる車両台数は既存のタンリン橋に比べて約7割増える。タンリン橋は通行量の増加に対応できておらず、平日には渋滞が慢性化していた。

ティラワSEZの進出企業は100社を超え、そのうち半数余りが日本企業だ。昨年末には新たなコンテナ港が完成した。工業地域としての開発のみならず、ホテルの建設や中間層向けのマンション開発も進んでおり、ヒト、モノの動きが活発化している。

■中期的にはヤンゴン副都心に

13日に建設予定地で行われた式典に参加した国土交通省の菊地身智雄技監は「両国の強い協力関係がミャンマー全体のさらなる発展に寄与することを期待する」とあいさつした。

国際協力機構(JICA)ミャンマー事務所の唐澤雅幸所長は、バゴー川橋の完成で、ヤンゴン市街地とティラワSEZを含む南東部が1時間余りで行き来できるようになると説明。「(ティラワ地区に)より多くの人々が住み、商業施設など新たなビジネスチャンスが生まれる。中期的にヤンゴン市街地の副都心としての機能を有することになると考えている」と語った。

ミャンマー政府は、ヤンゴン管区の人口が19年に約750万人に上ると推計。さらに、この先10年程度で1,000万人を超えるとしており、ヤンゴン管区政府は、これまで未開発区域だった南東部、西部での都市開発を加速する考えを示している。

今回着工したバゴー川橋のほか、昨年末には南部ダラ郡区につながる「ダラ大橋」が韓国の支援で建設に着手。西部でもヤンゴン管区の全額出資会社が進める都市開発で、新たに2本の橋を架ける計画がある。

新たな橋の着工を祝った国土交通省の菊地技監(後列右から2人目)ら、ミャンマーと日本の関係者=13日、ヤンゴン(NNA)

新たな橋の着工を祝った国土交通省の菊地技監(後列右から2人目)ら、ミャンマーと日本の関係者=13日、ヤンゴン(NNA)


関連国・地域: ミャンマー日本
関連業種: 建設・不動産運輸マクロ・統計・その他経済政治

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