日本政府が建設を支援するインド南部タミルナド州の都市高速鉄道(メトロ)「チェンナイメトロ」で10日、ウォッシャーマンペット・メトロ駅とAG―DMS駅を結ぶ9.95キロメートルの区間が開業した。チェンナイメトロ整備事業のうち、全長45キロのフェーズ1区間が完工した。
今回開業したのは1号線の北に位置する区間で、地下7駅が新たに設置された。国際協力機構(JICA)インド事務所の松本勝男所長は声明で「北部と南部が接続し、チェンナイの主要地域の移動性が改善する。北部から空港まで45分で移動できるようになる」と語った。
チェンナイメトロは、総延長160.8キロの区間で整備される計画。JICAは2008年以降、フェーズ1とフェーズ2に計2,591億1,400万円の円借款を供与している。
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